我々がずっと待ち望んでいたシビックRSがついに発売された。価格は400万円台前半とタイプRと比較しても80万円近く安く、それでいてターボエンジンを搭載したMTという魅力たっぷりのクルマとなっている。そこで今回はシビックRSとは何かを改めて解説していく。

※本稿は2024年9月のものです
文:ベストカー編集部/写真:ホンダ
初出:『ベストカー』2024年10月26日号

■MTのレスポンスも改善

ホンダ シビックが2024年9月にマイナーチェンジ。合わせて待望の新グレード「RS」が登場した

 すでに「RS」のプロトタイプ試乗レポートをお届けしているシビックだが、2024年9月12日、全グレードのマイナーチェンジを実施するとともに、ついに新グレード「RS」の正式販売が開始された。

 RSは1.5Lガソリンターボエンジン仕様にのみ設定され、6速MTのみでCVTはない。専用の内外装に加え、足回りも専用チューンでハンドリングにも磨きをかけた。一方で従来より設定される「LX」、「EX」はCVT仕様のみとなり、6速MT仕様は廃止された。

 また、e:HEVモデルはこれまで1グレードだったが「EX」と「LX」の2グレード構成となった。

 やはり注目はRS。従来型のMT仕様で指摘されたエンジンの回転落ちの鈍さはしっかりと改良され、切れ味のいいアクセルレスポンスでギアチェンジが楽しくなることは、プロトタイプ試乗で確認済みだ。

 シビックがますます魅力を増したぞ!!

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