直近の2024年9月の月販台数が1万33台と(登録車部門で2位)、爆発的に売れているトヨタシエンタ。デザインも評判なんだろうねぇ、と思ったところで……おや? 下にある画像はシエンタのようだけど、ちと違う。シエンタの公式Webサイト、そのアクセサリー欄にある「デザインスケッチと開発メンバーの紹介」というコーナーの画像だ。こっちのシエンタも、気になるぞ!!

文・写真:ベストカーWeb編集部/写真:トヨタ自動車

▲国沢光宏さん、藤島知子さんが登場!!

■シエンタ公式Webサイト内の「デザインスケッチ」がステキすぎ!!

おお~。このシエンタ、いいですね~!! シエンタの公式Webサイト「デザインスケッチと開発メンバーの紹介」コーナーにある画像。市販モデルと少しデザインが違い……ステキっスね!!

 現行シエンタ。登場から2年3カ月経過しても、冒頭で紹介したとおりの売れっぷり。なんとも凄まじい! 

 外観のデザインはもちろん、室内のデザインや質感もユーザーの心の刺さったのではないか……と思っていたけど、シエンタ公式Webサイト内にある「デザインスケッチと開発メンバーの紹介」というコーナーを見たら、その思いが確信に変わった!!

 シエンタ完成前のエクステリアスケッチやインテリアスケッチ、カラーデザインに関する画像を数多く見ることができるのだが、デザイナーや製作陣のシエンタへのこだわりがよくわかる画像だらけ!

現行シエンタ誕生前のデザイン画。雰囲気、いいです!!

「こういう過程を経て、現行シエンタが誕生したんだ!」とわかる画像の数々は眺めているだけでも、楽しい!!

 この記事内で多数紹介しているので、ぜひ見てほしいのだけど、シエンタ開発に携わったみなさんの声にも注目してほしい。下へスクロールしてくださいませ!!

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■「飽きのこないデザインで、長く使えて、運転もしやすい」(庄司義和さん)

自然の光を浴びた見え方など……さまざまなテストをしたんですね!

 さらに、サイト内の冒頭にはこの一文が掲載。

「広い室内空間と取り回しの良さを備え、様々なシーンで日常を彩り、気兼ねなく使えるツール感溢れるデザインを目指しました」

 現行シエンタの「デザインの狙いや意図」がわかる一文じゃないですか。

 それとともに、シエンタ開発に携わったデザイナーのみなさんの声も掲載。それらを読むとしみじみと「そういうことなんですねぇ」と感じる。

市販モデルにほぼ近い、インパネや室内デザイン

 一部をここでご紹介しましょう。

「子どもの頃からカーデザイナーを目指し、全体に関わることができた最初のクルマです。企画時は趣味のアウトドアで使える愛車になるといいなと……。今は空前のアウトドアブーム、訪れたキャンプ先で見かけることを楽しみにしています」(プロジェクトチーフデザイナー/加藤孝明さん)

シエンタ公式Webサイト「デザインスケッチと開発メンバーの紹介」からの一枚

「飽きのこないデザインで、長く使えて、たくさん荷物を積めて、視界がよくて、運転しやすい、ツールライクなクルマが欲しいなーと思ってつくり始めました。皆で力合わせたら、こんないい一台ができました」(エクステリアデザイン担当/トヨタ自動車東日本/庄司義和さん)

「いいアイデアを見つけるには? と考えた末、チームメンバー皆で内装モックの中でごはんを食べてみました。そうしたら、ドアに縦型ストレージをつくる! というユニークなアイデアを発見。そのアイデアを楽しくアピールするピクトグラムも添えてみました。どこに入っているか探してみてください」(インテリアデザイン担当/トヨタ自動車東日本/藤嶋亮達さん)

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■市販化ちょい前の「コンセプトモデル風」もイイね!!

リアガラス部を覆ったタクシー仕様のデザインも掲載されている

「こういう考えのもと、現行シエンタは完成したんだね!」が伝わってくる、デザイナーのみなさんの声。クルマ一台が完成するまでには、いろんな人の思いが交錯しているのですね……ということを改めて認識した次第。

コンセプトモデル風シエンタ。格好いいですね~。「このままのデザインで販売してくれてもよかったです」と、つい思っちゃいます!

 記事内に画像数点を紹介している、市販化ちょい前の「コンセプトモデル風シエンタ」も格好いい! これらのようなスケッチ画像を見ると……、つい「このままで売ってくれないかな?」と思ってしまう筆者なのでした(笑)。

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