スズキは11月27日、移動販売事業者向けサービス「Shuppa(シュッパ)」の第一弾として、スマートフォン用アプリ「Shuppa」を発表した。このアプリは、ショーケース・ギグと共同開発されたもので、スズキにとって初めての移動販売事業者向けアプリとなる。
近年、キッチンカーなどの移動販売事業は、新型コロナウイルス感染症の影響をきっかけに事業者数や出店イベント数が増加している。一方で、開業の煩雑さや固定店舗とは異なる運営面での課題も多く、やりがいや楽しさを感じつつも、業務効率化や売上改善において課題を抱える事業者も少なくない。
スズキは全国の軽トラ市に携わる中で、これらの課題を肌で感じてきた。そこで、移動販売事業者を含めた全ての顧客が笑顔になれるよう、開発時から移動販売事業者にアプリを使用してもらい、課題や改善点、ユーザーの声などを反映させた。
軽トラ市のイメージ(スズキ キャリイ)「Shuppa」は、スマートフォン一台で移動販売の飲食・物販店の運営を包括的にサポートするサービスだ。日々の出店計画から商品の登録・管理、レジ対応等の業務、WEBサイト作成、WEBサイト上でのイベント案内、売上の分析まで、日常的に使用するスマートフォンで実現する。
必要なのは自分のスマートフォンのみで、使いやすい画面設計、必要な機能をアプリひとつに集約し、業務効率を向上させた。
スズキは今後、ユーザーの声を反映したアプリ機能の拡充に加え、開業から運営までを一貫してサポートできるサービスの開発を進めていく。さらに「Shuppa」は移動販売業界の活性化を通じて場所にとらわれないモビリティを活用することで、地域活性化のインフラとなることを目指している。
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