フォルクスワーゲンは11月28日、新型SUV『タイロン』の生産をドイツ・ヴォルフスブルク工場で開始したと発表した。
同工場は、『ゴルフ』、『ティグアン』、『トゥーラン』に続き、タイロンを加えた4モデルを製造することとなる。これまでに同工場では4800万台以上の車両が生産されており、世界最大の自動車工場としての地位を誇っている。
フォルクスワーゲンの生産・物流担当、クリスチャン・フォルマー取締役は、「ヴォルフスブルクは常に生産ネットワークの模範であり続ける」と述べ、「タイロンの生産開始が強いメッセージを送る」と強調した。
VW タイロン のPHEV「eハイブリッド」タイロンは、7座席のオプションを持つSUVで、欧州では『トゥアレグ』に次ぐ大きさのモデルである。中国市場での成功が期待されており、欧州でも多くの購入者を見込んでいる。タイロンは、次世代のプラグインハイブリッドドライブを含む7種類のエンジンから選択可能で、電動走行距離は100km以上、燃料補給なしで最大850kmの走行が可能だ。
今後数週間で、欧州のフォルクスワーゲンディーラー向けの展示車やデモカーが製造され、3月にはショールームに展示される予定である。最初のタイロンは、ウルトラバイオレットメタリックの2.0リットルTDIエンジン搭載車で、パノラマルーフを備えている。
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