貴族感のあるクルマに乗りたい! クルマで己の貴族感を上げたい! などと主張すると、十中八九「気の毒な人」扱いだが、フェラーリであればその希望は叶う。イタリアに貴族が存在するのかはよく分からないが、貴族的クルマなら確かにあった!!

※本稿は2024年10月のものです
文:伊達軍曹/写真:ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2024年11月10日号

■名馬フェラーリに乗っておけば貴族的信用度は爆上がり!

フェラーリ 612スカリエッティ。最高出力540psの5.8L、V12ユニットを搭載する2+2クーペとして2004年に登場。日本仕様のトランスミッションは6速セミAT

●フェラーリ……創業:1947年 歴史:レーシングドライバーだったエンツォ・フェラーリにより、イタリア北部のモデナで設立。F1やル・マン24時間などを幾度も制するとともに、高性能ロードカーも製造販売する。

 フェラーリで高貴な雰囲気を醸し出すなら、まだ新しいF8トリブートあたりを選ぶか、もしくは熟したニュアンスが魅力のF355を選びたくなるのが人情ではある。だがF8トリブートを選ぶには4000万円以上が必要で、F355でも、良質なMT車は2500万円以上。

 それだとさすがに非現実的な計画となってしまうが、大穴である「612スカリエッティ」であれば、870万円程度でもイケる。

 612スカリエッティは、最高出力540psの5.8L、V12を搭載する2+2のFRクーペ。V8ミドシップフェラーリほどの刺激はないが、「問答無用のフェラーリ製V12!」ということで、名門感に不足はない。

 また、前身である456GT Aのような「故障の巣窟」でもないということで、いちおう現実的に検討することは可能なのだ。

 とはいえ中古価格は約870万円~と高額だが、頭金200万円+120回払いのローンで行くとしたら、月々の支払額は約6万5000円。高いが、ギリギリなんとかなるかも?

 V8ミドシップにこだわる場合、現実的なのは360モデナだ。MT車は1700万円以上だが、クラッチ交換済みのF1マチック車であれば900万円台で収まる。

●フェラーリ 612スカリエッティ(中古価格:870万円~)
・名門度:★★★★☆
・購入難易度:★★★★☆

●フェラーリ 360モデナF1(中古価格:960万円~ ※クラッチ交換済みなら)
・名門度:★★★★☆
・購入難易度:★★★★★

記事リンク

前の記事

高すぎるよぉ…! 価格が暴落したら買いたいスーパーカー3選

次の記事

いずれスポーツカー[バブル]は崩壊する!! その時あなたは買う勇気があるか!?

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。