オシャレなSUVは欲しいが値段が高い。そんな時こそ中古車の出番だが、人気SUVは中古車でも結構な値段がする。ところが今絶対オススメなのが、ボルボのラグジュアリーモデルXC60。レクサスやハリアー級のステータスを備えつつ、5年落ち本革シートモデルが200万円台から見つかるぜ!
文:ベストカーWeb編集部/写真:ボルボ、ベストカーWeb編集部
■ジャーマン勢にも負けないラグジュアリーSUV
ボルボといえばスウェーデンが誇るプレミアムブランドだが、もちろんXC60もその流れにある。現行モデルは2017年に登場した2代目で、北欧神話に登場する金づち「トールハンマー」をモチーフにしたヘッドライトが、この時代のボルボに共通するアイデンティティだ。
ボディサイズは全長4690mm、全幅1900mm、全高1660mm(初期モデル)。ハリアーと比べると全幅こそやや広いが、全長は50mm短く、日本でも扱いやすいサイズといえる。
当時のボルボは、2L直列4気筒ユニットから多彩なバリエーションを生み出す戦略を進めており、XC60ではこのユニットを使ったガソリンターボ(254ps)とクリーンディーゼルターボ(190ps)、ターボとスーパーチャージャーを2基掛けしたハイパワーガソリン仕様(320ps)、さらにそのPHEV版(318os)という4種類をラインナップした。
ただしこのエンジンラインアップは2020年に変更を受ける。将来的にEV専業となることを目指したボルボが全車電動化を打ち出し、XC60もハイブリッドにシフトしたのだ。この時点で2Lガソリンエンジンは48Vマイルドハイブリッド化され、人気のあったディーゼルモデルは廃止されてしまった。
いっぽうXC60といえば洗練されたインテリアも魅力の一つ。特に流木をモチーフにしたダッシュボードと本革シートを組み合わせたホワイト系の内装はスカンジナビアンデザインの完成形ともいえるもので、メルセデスやBMWといったドイツ勢とも異なるクリーンなものとなっている。
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■5~6年落ちの本革仕様が280万円~!
そんなXC60だが、2023年初め頃までは、扱いやすいラグジュアリーSUVとして、それなりの中古車相場を誇っていた。ところがボルボが電動化をアピールし出したころから価格が下がり始め、今や意外なお買い得モデルとなっているのだ。
狙い目は前述した電動化以前の2L直4ユニットを搭載する時代のモデルで、発売から間もない2018年モデルならば6~8万km走行程度のモデルが280万円ほどから手に入る。ディーゼルモデルはやや強気の相場だが、満タンで1000km近く走る足の長さは今でも魅力的。ロングドライブ派は検討に値する。
心魅かれる白内装のモデルだが、低年式車には汚れが気になるものもあるので必ず現認すること。コーティング済みで汚れが少ないものを探すか、割り切って黒レザーにするという手もある。
ボルボといえば優れた安全性が評価されるが、もちろんXC60も例外ではない。先進安全機能や運転支援機能はグレードを問わず標準装備されている。ベースモデルとなるモメンタムを選んでも、装備さなどに落胆する部分は少ないだろう。
電動化を進めるボルボだが、世界的なEVの足踏み状態を受け、当面は内燃機関も継続する。日本のディーラーサービスでも不便さを感じることは少ないだろう。ハリアーやレクサスと並んでも見劣りしない存在感を放つXC60。中古車マニアならぜひ検討したい1台だ。
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