クルマは密室空間。だから、もし気になる人とドライブデートに行けたら、距離が縮まるチャンスかもしれない。けれど、そのクルマによって相手が受ける印象は変わる。時代は令和。イマドキの女の子たちは、どんなクルマで迎えに来てほしいのか。その答えを聞き出すために、秋葉原にあるコンカフェに潜入してみたぞ!!
文:ベストカーWeb編集部/写真:Adobe Stock、ベストカーWeb編集部
■肌寒い秋葉原に足を運ぶワケ
少しずつではあるが、肌寒くなってきた。昨年の同時期に比べると今年はまだ暖かい気がするが、冬の訪れはすぐそこまで来ていると思う。肌寒くなると、どうも人肌が恋しくなる。これは自分だけでなく、多くの人が感じていることなのではないだろうか。
「寒いから、暖かくするためにくっつきたいな」というのは言い訳かもしれない。本当に心の底から好きな人だったら、熱い真夏でもそばにいてほしいと思うからだ。けれど寒さを感じると、できるだけ近くにいてほしい。そんな気持ちは、ますます加速していくばかりだ。
愛するパートナーを持つ人は、直接その気持ちを伝えて行動に移すことができる。だが、今この瞬間に、愛する相手がいなかったら、どうすればいいのだろうか。彼、彼女たちだって、人肌は恋しくなるし、我慢する必要はこれっぽっちもない。
手や唇を重ねることはできないが、笑顔で話を聞いてくれる人はいる。その想いを実現させるために、秋葉原に出かけた。この街には、ひとりで寂しくなっている人たちを笑顔にしてくれるお店がたくさんあるからだ。そう、コンセプトカフェ、略してコンカフェだ。
■イマドキ女子のハートを鷲掴みにするのは?
コンカフェとは、特定のテーマやコンセプトに基づいて、内装やスタッフの衣装、接客やメニュー、イベントなどを統一したカフェを意味する。彼女たちにドリンク代を支払うことで、会話を楽しむことができるのだ。行った店では、シンデレラのようなドレスを着た女性が相手になってくれた。
会話のテーマはフリー。だから、確かめておきたかったことを単刀直入にぶつけてみた。ズバリ、「彼氏とか好きな異性に乗っていてほしい、もしくは迎えに来てほしいクルマって何?」だ。
ネット上には同テーマの記事が上がっているが、自分の耳で直接聞いてみたかった。特別クルマが好きではないようだし、質問の対象者としては好条件。千載一遇のチャンスが訪れた。
「なんか、大きいクルマがいいですね。クルマが堂々としていると、たくましい印象を受けますし、頼りがいがありますよね」と、ハタチのコンカフェ嬢は答える。具体的な車種を言ってもダメだと思ったので、Gクラスやディフェンダーの写真を見せてみた。
「そうそう、この見た目のクルマ好きです。迎えに来てくれたらすごく喜びます」と満面の笑みを見せてくれた。なるほど、ネットでよく見る回答とはいえ、かなり値段の張るクルマだな。
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■30年前とは価値観が大きく変わっている
もう少しコスパのいいクルマで最適解はないものか。そう思い、今度はハリアーの写真を見せてみた。
「これもいいですね。乗り心地良さそうだし。助手席に座っている状態で、高い目線から景色が見られるのはワクワクします。」とのこと。ちなみに、かつてデートカーと呼ばれたクーペ、さらにセダンやスポーツカーについても聞いてみた。
「乗り降りしがしにくそうだし目線も低いですし。乗り心地もあまり良さそうではないですよね。あと、軽自動車は頼りがいがないので、できれば選択肢からは避けて欲しいです」と厳しいひと言。
クルマに特別な興味があるわけではないにしろ、彼女なりに捨てられないこだわりがあるようだ。クルマ好きにとっては耳をふさぎたくなる内容だが、これが20代女性のリアルな声だ。彼女にドリンク代を払い、店を後にした。
今回の声はあくまでひとりの女性の意見。だから、この結果がすべての人に通用するわけではないことを理解してほしい。好きなクルマに乗って送るカーライフ。これほどまでに、素晴らしいことはない。だけれど、イコール「モテ」には繋がらない。
現実は複雑。今年の冬も寒くなりそうだな。
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