ハイブリッドでありながら充電が可能で、使いかたによってはほぼモーターのみで走行でき、いざという時には給電も可能と、いいことづくしのPHEV。いったい「走り」はどうなのか? 走りが楽しいPHEVを国沢光宏氏に5台選んでいただいた!!

※本稿は2024年10月のものです
文:国沢光宏/写真:トヨタ、三菱、レクサス、ホンダ、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2024年11月26日号

■メリットいっぱいPHEVの「走り」は?

トヨタ プリウスPHEV(460万円)日本車PHEVで最も魅力的。デザイン、走り、燃費、コスパとすべてにおいて高い次元にある。コーナリング性能が高いためワインディングも痛快。動力性能もGR86に匹敵するゼロヒャク加速で、今やこのクラスで世界最強!

 走りの楽しいPHEVは何かと聞かれたら、瞬時も迷うことなくプリウスPHEVとしておく。システム最高出力223psと3Lエンジンに匹敵するほどのパワーを持ち、0~100km/hをGR86に迫る6.7秒で走る!

 コーナリング性能だって素晴らしい。私がお金持ちならラリー車に仕立てて全日本ラリーに出場する。間違いなくクラス優勝できますよ! 460万円とコストパフォーマンスだって高く、今売ってる日本車のベストバイだと思う。

 直線に限定すればシステム出力306psのハリアーが0~100km/h加速6秒でダントツ! 実際、フル加速すると「凄いね!」と驚く。

 そんなハリアーを3位にしたのは、電池を含めたパワーユニットをリニューアルしたアウトランダーPHEVに勝てないためだ。アウトランダーPHEVは前期型でシステム出力250psだったものの、先日の改良で300psに向上させ、足回りにも大幅なテコ入れをしてきた。

 袖ケ浦サーキットでアウトランダーPHEVを全開走行させてみたら、もはやSUVのスポーツモデルですね! ハリアーもRAV4も、同じパワーユニット使うレクサスNXも、ラップタイム計ったら届かないです。フルモデルチェンジに期待しておく。

 5位は燃料電池PHEVのCR-Vとしたい。絶対的な出力こそ高くないが、エンジン車と違うパワー特性を持つ。鷹栖のハンドリングコースを攻めてみたけれど楽しかった。

●国沢光宏氏が選ぶ走りが楽しいPHEVトップ5
・第1位:トヨタ プリウスPHEV(460万円)
・第2位:三菱 アウトランダーPHEV(526万3500~631万4000円)
・第3位:トヨタ ハリアーPHEV(620万円)
・第4位:レクサス NX450h+(749万5000~772万5000円)
・第5位:ホンダ CR-V e:FCEV(809万4900円)

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