アイルトン・セナの命日である5月1日が近づいてきた。今年は没後30年とあってさまざまな企画・行事が行われるようだが、ファンとしては、セナがドライブしたマシンを作るなんてどうだろう。デアゴスティーニがそれに応えてくれたぜ!

文/ベストカーWeb編集部、写真/デアゴスティーニ・ジャパン

■全長52.8cmの1/8ビッグスケール!

デアゴスティーニのロータス ルノー97T

 ゴールデンウィークが待ち遠しい時期だが、5月1日は我らがヒーロー、アイルトン・セナの命日でもある。不幸な事故は1994年のことだから、今年はちょうど30年の節目でもある。

 そんな中、ファンとしてはなにかしたくなるものだが、おなじみデアゴスティーニから、セナがF1で初優勝を飾ったマシン「ロータス ルノー97T」の組み立てキットが刊行された。

 セナといえばマクラーレンMP4/6を思い出す人も多いと思うが、端正な美しさという点ではロータス97Tも引けを取らない。かつてのタバコブランド「ジョン・プレイヤー・スペシャル」のイメージカラーに塗られた黒と金のボディも素敵だ。

 このマシンが登場したのは1985年。設計はジェラール・ドゥカルージュとマーティン・オグルビーの共作で、F1史上初めてバージボード(前輪とサイドポンツーンの間に置かれる空力的な仕切り板)を搭載したマシンとして知られる。パワーユニットは猛威を奮ったルノー製のEF4B型1.5Lターボだ。

セナのブラジルカラーヘルメットも付属する

 アイルトン・セナは前年の1984年にトールマンからF1デビューを果たしていたが、思うような成績を残せず、翌年、名門ロータスに移籍する。

 ロータスでセナの才能は開花し、早くも開幕第2戦目のポルトガルGPで初ポールポジションを獲得、雨となった決勝では3位以下を全車周回遅れにして見事初優勝を飾るのである。

 そんなウルウルきそうなマシンだが、デアゴスティーニはこれを1/8のビッグスケールモデルに仕上げた。全長52.8cm、全幅27.6cmというから、リビングルームに飾っても迫力は隠しきれないだろう。

 ディテールに凝っていることはいうまでもない。タイヤはハンドルと連動する可動式だし、サスペンションも作動する。エンジンにはエキゾーストを利かせるギミックも搭載しているそうだ。もちろんセナのアイコンであるブラジルカラーのヘルメットも付属する。

 デアゴスティーニのロータス ルノー97Tは、公式サイトのみで予約・購入が可能な限定モデル。申し込みは6月30日まで可能で、全100号を23回に分けて届けるという。価格は第1回(2号分)がお試し価格の990円、第2回(以降4~5号分)は3990円となり、3回目以降は8990円となる(すべて税込)。

「雨のセナ」という伝説を作った栄光のマシンを、リビングルームにぜひ!

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