スズキは5月13日、2024年3月期の決算を発表した。当期累計では、為替影響や原材料価格の落ち着きに加え、半導体不足の解消や適正な販売価格設定などの取り組みにより、売上高・各利益とも過去最高を記録した。
売上高はインドや日本での販売台数増加により5兆3743億円となり、前期比で7326億円増加した。営業利益は4656億円で、前期比1150億円の増加。経常利益は4885億円で、前期比1057億円増加し、当期純利益は2677億円で前期比466億円増加した。
四輪車の世界販売はインド、欧州、日本などで増加し、二輪車の世界販売もインドや欧州で増加した。一株当たり年間配当金は前期より22円増配し、122円とする予定である。
次期(2025年3月期)の業績予想については、売上高5兆6000億円、営業利益4800億円を見込んでいる。四輪車の販売台数は325万台、二輪車の販売台数は189万台を予測している。配当については、一株当たり年間36円を予定しており、これは分割前ベースで前期に比べ22円の増配となり、過去最高となる。
スズキは技術説明会を実施し、技術分野をはじめとした各分野の戦略をまとめ、2025年3月期末までに新中期経営計画を発表する予定である。
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