旭化成グループは、5月22日から24日に開催される「人とくるまのテクノロジー展 2024 YOKOHAMA」に出展する。

同グループは「SustainaStyle」というテーマを掲げ、サステナビリティに対する認識をより快適でポジティブな取り組みとして提案する。このテーマは「Sustainable Style(持続可能な様式/方法)」と「Sustain a Style(スタイルを貫くこと)」を掛け合わせた造語であり、サステナビリティを魅力的な取り組みへ導く素材・技術を作り続けたいという思いが込められている。目指すのは「Care for People, Care for Earth(人と地球の未来を想う)」という姿勢に基づいた、環境への配慮と人に対する情緒的価値を両立させた持続可能な社会の実現だ。

展示ブースでは以下の技術を紹介する。

「サーキュラーエコノミー」コーナーでは、カーボンニュートラルやサーキュラーエコノミーの実現に向けた3つの技術を紹介する。バイオケミカル技術では、バイオエタノールから基礎化学品を製造し、化石燃料由来の材料をバイオマス由来に転換する。ディゾリューションリサイクル技術では、廃材や複合材料を溶媒分別し、高品質のポリアミド66を再利用可能にする。ケミカルリサイクル技術では、エアバッグや複合材料をマイクロ波で解重合し、100%バージン品と同じ物性のポリアミド66を得る。

「見る」コーナーでは、意匠性を高める素材や状態を可視化する製品を紹介する。CNFコンポジットフィラメント・ペレットは、3Dプリントの可能性を拡大し、幼児置き去り検知システムは高精度なレーダーとアルゴリズムで子どもの置き去りを防ぐ。

「聴く」コーナーでは、音響関連の技術を集めた静音化ソリューションを紹介する。車室内サウンドデザインソリューションの「VELVET SOUND for Cars」は、まるでそこにいるかのような音の世界を提供する。

「触れる」コーナーでは、インテリアの質感とサステナビリティを両立する製品を紹介する。「デュラノールTM」はポリウレタンの耐久性と良質感を両立し、「Thermylene SoForm」は塗装レスでも柔らかな触感と耐擦傷性を実現する。

同グループは「SustainaStyle」を五感で体験いただくことを通じ、豊かなモビリティ社会の実現に向けた取り組みを加速していく方針だ。

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