グーグルは5月15日、「Android Auto」やGoogle内蔵の「Android Automotive OS」のアップデートを米国で発表した。

現在、Android Autoに対応する車両は2億台以上に達し、日産『ローグ』、ルノー『5』、アキュラ『ZDX』、フォード『エクスプローラー』など約40の車種が、Google内蔵のシステムを採用している。この1年間で、対応アプリが増えており、新しいエンターテインメントアプリとして「Max」、「Peacock」、「Angry Birds」が特定の車両に導入される予定だ。

また、Android Autoでは「Uber Driver」アプリが利用可能となり、ドライバーが大画面で乗車や配達を受け付け、ターンバイターンのナビゲーションを利用できるようになった。

さらに、「Google Cast」がAndroid Automotive OSを搭載した車両に導入される。まずは、リビアンから開始され、今後さらに多くの車両に展開される予定だ。これにより、駐車中にスマートフォンやタブレット端末から、車両に直接ビデオコンテンツを取り込むことが可能になる。

Googleはまた、車載アプリの品質向上を目指し、新しい品質ティアを導入する。これにより、既存のアプリを車両に適応させるプロセスが簡素化される。ティア1は車両に特化したユーザー体験を提供し、ティア2は車両のセンタースタックディスプレイに最適化されたアプリを表示する。ティア3は大画面対応のアプリで、駐車中に利用可能になる、としている。

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