2007年のデビューから長きに渡って生産、販売が続けられたR35GT-Rも、2025年モデルが最後になることが発表されてしまった。よく聞く言葉だが、この先こんなクルマが出てくることは恐らくもうない。確かに1400万円というスタートプライスは高いが、損はしないハズ!! 無理してでも買えってどういうこと!?!?!?
文/奥津匡倫(Team Gori)、写真/日産自動車
■R35GT-Rは値上がり確定のテッパン車種
新型GT-Rの話題は尽きないが、ハイブリッドやEVではない、純エンジン車のGT-Rは間違いなくR35が最後になるはず。日本車に限らず、価格が高騰するモデルによく見られる条件に「モーターが付いていない」「ダウンサイジングエンジンではない」など、今どきの環境対応エンジンでないことと、語れるストーリーやエピソードがあることなどがあるが、R35はまさにその両方を満たしている。
無理してでも買え!! というのはまさにそれが理由。値上がりが期待できる資産として“買い”なのだ。クルマ好きとしてはこういう話は正直、好きではないが、R35の価格高騰はテッパンだ。この先、残存車両数の減少に伴い、その価格はさらに上昇傾向となっていくはず。その最終モデルとなれば、さらなるプレミアが期待できるだろう。
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■2024年モデルの中古が2000万円!! 値段はすでに上昇中
ご存じの通り、R34GT-Rの値段が凄まじく暴騰している。新車がまだ買えるR35はそれらのような“もう買えない”的プレミアはまだ付いていない……と思いきや、中古車サイトを見てみると2024年モデルはすでに2000万円前後の値段が付いている。
現時点でざっくり500~600万円のプレミアがついているのだ。納車に時間が掛かる、納期が見えにくいなどがその理由と考えられるが、驚きの高騰ぶりだ。
最終モデルとはいえ、長いモデルライフを持つ高額車種であるからして、市場に出回る数はそう多くないと思う。最後の最後でR34ニュルのような限定車が出てくる可能性もあるが、それを含めても数は知れているだろう。
また、今すぐオーダーしたとしても、クルマが手元に来るまでには相当時間が掛かるものと思われる。でも、“資産運用”と考えれば、そんな時間も気にならなくなるかもしれない。
それどころか、R34の低走行車に恐ろしいほどの値段が付いていることを考えれば、乗れない期間が長ければ長いほど、資産価値は上がっていく。
イヤらしい話、納車がオーダー終了後になれば、その時には値段が上がっていることが予測されるのだ。もちろん、最終モデルだけに、クルマとしても熟成され尽くしており、乗っても大きな満足感が得られるのも間違いない。どこから見てもR35の最終モデルは“買い”なのだ。
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