マツダは9月にイタリア・ヴェネツィアで開催される現代工芸の祭典「ホモ・ファーベル」に出展する。マツダの欧州部門が5月17日に発表した。
このイベントは、ミケランジェロ財団が主催し、「人生の旅路」をテーマに世界中の工芸家たちの作品を展示する。会場はサン・ジョルジョ島のジョルジョ・チーニ財団のスペースで行われる。
マツダは、選りすぐりの工芸品を展示し、紙のマーブリング、地球儀作り、製本のワークショップを出展する予定。このコラボレーションは、日本ブランドの約束を表現し、マツダの工芸へのこだわりを示すものになるという。
ホモ・ファーベルの第3回目となる今回のイベントでは、イタリアの映画監督ルカ・グァダニーノと建築家ニコロ・ロスマリーニがアートディレクターを務める。彼らは、誕生から死後までの人間の人生の重要な瞬間を工芸の視点から紹介する。子ども時代から旅行、ロマンスから夢まで、特別な技術で作られた工芸品が展示される。
イベントでは、人生の旅路を表現する10のテーマに基づき、世界中の才能ある工芸家たちが手掛けた数百点の手作り品が披露される。これにより、多様な技術や革新的なアプローチが強調される。
マツダは、100年以上にわたり、日本の伝統的な工芸技術を磨き続けてきた。マツダの「魂動」デザイン哲学は、車に生命と個性を吹き込み、日本の美学を真に表現するもの、と自負する。すべてのマツダ車は、未来の車の感情を捉えた抽象的な手作りの彫刻から始まる。デザイナーとエンジニアは、効率と創造的な革新を融合させる「モノづくり」の哲学と、毎日少しずつ改善を目指す「カイゼン」の精神にインスパイアされている。
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