新潟県上越市の海沿いなどを走り、海と山の景色を同時に楽しめるリゾート列車「雪月花」。その雪月花を貸し切って行われたのは結婚式!電車好きだという新郎新婦にとって一生の思い出となったようだ。
“リゾート列車”貸し切り結婚式!
上越市の海沿いにある有間川駅にやってきたのは上越地域を走るリゾート列車「雪月花」。
この記事の画像(10枚)この雪月花から降りてきたのはタキシードとウエディングドレスを着た新郎新婦だ。
電車を降りるやいなや「もう感激。この駅を選んでよかったなって思う」と感激した様子を見せていた。
ここに到着するまでの車内では人前式が行われていた。
地域活性化などを目的にえちごトキめき鉄道と上越市で冠婚葬祭を行う企業がタッグを組み、雪月花を利用して結婚式ができるというこの企画。
車内で自ら雪月花について説明してしまうほどの雪月花の大ファンで、これまでに6回乗車経験のある千葉県在住の石井さん夫婦。
一生に一度の結婚式を大好きな列車で挙げ、新婦の幸子さんは「写真だけではなくて、車内で挙式・披露宴はどうですかということで、今回このようなお話をいただけて、本当になんか、うれしすぎて…」と感極まっていた。
新郎の健さんも「本当にいい思い出になっている」と話した。
上越地域を“思い出の地”に
結婚式では直江津や新井、糸魚川駅など雪月花の運行ルートを通るが、新郎新婦の希望によっては思い出の駅などでイベントや写真を撮ることも可能だという。
えちごトキめき鉄道の鳥塚亮社長は「2人の門出がここから始まるというのは、たぶんすごくこの地域を、この沿線を思い出にしていただけると思う。こういう形でもっともっと、この地域を思い出にしていただける輪が広がっていったらいいなと感じている」と話す。
忘れられない結婚式を挙げ、新郎と新婦の絆も深まったようだ。
幸子さんは「レールがずっと続いているように私たちも結婚生活もずっと続いていけるように夫婦共々頑張っていきたい」と話す。
えちごトキめき鉄道などは今後もこうした結婚式を企画していく方針だ。
(NST新潟総合テレビ)
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