新型コロナウイルスに感染したことのある人が持つ抗体の保有率について、厚生労働省は27日、二つの調査で初めて6割を超えたとの結果を専門家会議に示した。全年代を対象とした調査では保有率は60・7%、全都道府県の献血者(16~69歳)を対象にした調査では64・5%だった。いずれも今年3月に実施した。
全年代が対象の調査は、22府県の計3947人分を調べた。年代別では、5~19歳の保有率が85%以上と高い傾向が見られる一方、70代以上では30%台にとどまった。
献血者1万8048人を対象にした調査では、保有率は77・6%の沖縄県が最も高く、38都道府県で60%を超えた。秋田県の50・0%が最も低かった。【肥沼直寛】
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