福岡県北九州市の神社で15日、健康と長寿を願うちょっと変わったお祭りが開かれました。

北九州市若松区乙丸の貴船神社に江戸時代から伝わる「ほら貝祭」。

あいにくの天気にもかかわらず、氏子や地域の人たち100人以上が詰めかけたその訳は、ほら貝からいただくお神酒です。

◆リポーター
「みなさんのお目当ては、ほら貝のお神酒です。これを飲むと、不老長寿のご利益があるといわれています」

地元に伝わる古文書によると、その昔、大病を患った母親が息子が採ってきたほら貝を食べたところ、みるみる元気を取り戻し、その後も老いることなく600年も長生きしたとされています。

そんな「不老長寿」の御利益にあずかろうと、ご神体にもなっているほら貝からお神酒を注ぎ、みんなでいただいているんです。

◆お神酒を飲んだ人(84)
「10日ぐらいは生きるやろ」

Q.おいくつですか?
◆お神酒を飲んだ人
「今年91歳。もっと元気になって長生きしたいと思っています」

小さな神社で大切に守られてきた不老長寿の言い伝え。

健康と長生きを願う貴船神社の「ほら貝祭」は、来年も4月15日に開かれます。

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