サッカーJ2・モンテディオ山形は、26日、アウェイで、勝ち点で並ぶ熊本と対戦した。終了間際のペナルティキックで1対0、6試合ぶりの勝利を手にした。
3連敗中で、ここ5試合白星なし…。
苦しい現状を打開するため期待が掛かるのは、エースストライカーの藤本佳希。前節、ケガから復帰し、26日は開幕戦以来スタメンに起用された。
藤本は序盤から躍動する。
前半5分、イサカのクロスに飛び込むが、ここは合わせ切れず。24分には、小西からパスを受けミドルシュート、果敢にゴールをねらう。
後半も、山形は藤本をターゲットに攻撃を展開。
14分、氣田のシュートのこぼれ球に藤本が反応するも、枠を捉えられなかった。藤本はゴールまであと1歩と迫りながら、15分に高橋潤哉と交代。
その後は互いにチャンスを生かせず、スコアレスで迎えたアディショナルタイム。
小西からパスを受けた安部が倒され、ペナルティキックを獲得し、キッカーは高橋。高橋にとって藤本の復帰は大きな刺激になっているはず。
チームの勝利、そして、自分の存在感を示すためにと大きなプレッシャーが掛かる中、冷静にゴール左隅に蹴り込んだ。
チームトップの5ゴール目、高橋の10試合ぶりのゴールが決勝点に。山形は6試合ぶりの勝利で順位を14位に上げている。
(FW36・高橋潤哉選手)
「前半から守備陣が体を張って守ってくれたし、みんな勝利への執念は見せられたと思う。目の前の試合でチームが勝つためにゴールを決めたい。これからも変わらず向き合い続けてチャレンジしていきたい」
(渡邉晋監督)
「皆さんにようやく勝利を届けられてホッとしている。選手は毎日真摯にトレーニングに取り組んで、目の前のゲームに勝つために準備をしていた。これからもまたそれを続けるだけ」
山形は次節もアウェイ、6月2日、最下位の群馬と対戦する。
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