(菅井貴子気象予報士が解説)午後5時40分現在
 
◆きょう15日(月)の気温
 北海道から北陸地方にかけて、記録的な暖かさの所がありました。
 札幌や遠軽町では25℃以上で、ともに、史上最速の夏日です。
 函館は23.1℃まで上がり、150年以上の統計期間で
 4月の最高気温記録更新となりました。
 青森では、サクラが開花し、
 新潟県三条市では32.2℃で、今シーズン初の真夏日となりました。

◆ミズバショウ
 七飯町大沼国定公園では、ミズバショウが見ごろを迎えています。
 北海道は、サクラが咲く前に、ミズバショウの花見が楽しめますね。
 本州では、6月~7月にかけて、夏に咲く花ですので、
 ミズバショウ前線は、北国からスタートです。
 道内では、マクンベツ湿原など、ミズバショウの群生地が
 いくつもありますが、各地で、咲き始めているそうです。

◆あす16日(火)の天気・気温
 午前中は、全道的に晴れ間が出て、
 上川地方からオホーツク海側は、25℃以上の夏日の所があるでしょう。
 札幌は19℃で、前日ほどではありませんが、平年を上回り、5月下旬並みです。
 午後は雲が多く、道南は、夜は、にわか雨の所がありそうです。
 PM2.5の濃度が高く、砂ぼこりも舞い上がり、大気汚染物質が
 多くなっていますので、傘は必須です。

◆今週の札幌 16日(火)~21日(日)
 今月に入って、雨不足となっていますが、
 17日(水)~18日(木)にかけては、空気や大地を潤す雨になりそうです。
 ただ、PM2.5や黄砂も飛来しますので、雨に濡れないようにして下さい。
 今週末は、天気が回復傾向ですが、空気が入れ替わり、
 最高気温も15℃以下で、肌寒くなるでしょう。
 
◆PM2.5情報
 九州大学応用力学研究所のシミュレーションによると、
 あす16日(火)は「やや多く」、17日(水)は「多い」、18日(木)は、「非常に多い」
 という予測が出ています。
 あわせて、大陸の砂漠の砂ぼこりが舞い上がり、黄砂も飛来しそうです。
 ハンノキやスギ花粉も飛散していますので、空気中には、色々な物質が混じっています。
 外から帰ったら、うがいなども念入りに行い、
 洗濯物の外干しや、窓を開けての換気なども、ご家族の健康状態に合わせて、
 気を付けて行ってください。

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