2つの氾濫に注意が必要だ。2023年2つの氾濫で被害を受けたいわき市の内郷地区では、住民が小まめに情報集めていた。

福島テレビ・安齋遥介記者:「今日のいわき市朝から断続的に雨が降り続いていますが、この時間は小雨状態となっています。内郷地区では去年の大雨を教訓に備える声が聞かれます」

いわき市の内郷内町。2023年9月の大雨では、内水氾濫に加え、河川も氾濫し大きな被害出た。
自宅が床上浸水の被害を受けた國井稔さん。2023年の災害を教訓にこまめな『情報収集』で大雨に備える。
「これで数値が出てくるんですよね」國井さんがスマートフォンで見ていたのは、いわき市が設置したライブカメラ。河川の最新の状況や水位を確認することができる。
國井稔さんは「去年は一瞬だったから、先に逃げるしかない。その場になったら、それなりに行動しなくちゃならないと思いますね」と話す。

2023年に内郷地区でも発生した“内水氾濫”は、河川の近くでなくても起こる可能性がある。いわき市内郷地区の内水氾濫のハザードマップ。この地区は一部ピンク、浸水想定45センチ以上エリアもあるのが分かる。
ハザードマップを出している自治体もあるので、ぜひ確認してほしい。

万が一に備えて私たちはどのような対策が取れるのか?
家が浸水する恐れがあるので、事前に土のうの準備があると安心だ。また、普段から家の近くの側溝などが詰まっていないか確認し、掃除をしておくのも良い。

外を歩く際の注意点。
水で側溝が見えづらく落ちて流される恐れもある。歩く時には傘や杖を持って地面の状態を確認しながら進んでください。中に水が入ると動きづらいので長ぐつはNGだ。

さらに、車で移動する時。
アンダーパスに注意。周囲よりも浸水しやすいため、近づくのは危険だ。
また、道路が冠水している時、車で走るのにも限界がある。目安としては、水深が車の床面を超えたら危険だ。マフラーなどから浸水してエンジンが動かなくなる。

今回の雨は28日午後9時過ぎからピークを迎えるとみられている。
早めにできることをして備えて、不要な外出は控えよう。

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