四国から東海地方で線状降水帯の発生予測が出ている5月28日の大雨。福島県の中通りと浜通りでは、午後9時ごろに雨のピークを迎えるとみられている。
<28日の1時間雨量>
福島県内でも、28日午前中から本降りの雨となり、傘が手放せない一日となった。
28日に観測した1時間雨量は、飯舘で19.5ミリ、郡山で13.5ミリ、南会津町田島で15ミリなど、やや強い雨が降った。
<JR在来線も警戒>
JRでは最終列車の時間が最大2時間ほど繰り上げられている。
東北本線では、新白河から郡山行きが午後8時55分、郡山から新白河行きが午後8時42分。郡山から福島行きが午後9時、福島から郡山行きが午後9時29分に変更されている。
また磐越西線で、郡山から会津若松行きが午後8時18分、会津若松から郡山行きが午後8時16分になり、磐越東線でも変更が出ている。
29日も、始発から遅れや運休が発生する可能性がある。
<今後の予報>
福島テレビ・斎藤恭紀気象予報士によると、今回の大雨は短時間の強雨による道路冠水に注意が必要だという。総雨量200ミリは超えないとみていて、川の水が堤防を越える外水氾濫のリスクは低いが、短時間の強雨で下水処理が追い付かず道路に水が溢れる内水氾濫の可能性はあるという。
大雨のピークは28日午後9時から29日午前1時ごろとみていて、場所によっては下水処理が追い付かなくなる1時間に40ミリ以上の雨が予想される。
29日午後3時までの24時間予想降水量を見ると、中通り・いわき市西部・天栄村・西郷村・白河市など主に福島県南部を中心に1時間に40ミリの雨に注意が必要だ。
また、浜通り中心に暴風警報が発令されているが、28日午後9時から29日午前0時ごろにかけていわき市小名浜や広野周辺で強い風が一時的に吹き荒れそう。
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