福島市の顔となるJR福島駅前再開発ビル。福島市は5月29日検討を重ねた計画を議会に説明。施設の機能や具体的な規模感が示された。

「身の丈にあった再開発」今回の見直し案の大きなテーマとなった。
まず今回の再開発案の目玉ともこのホールについて、具体的なイメージが示されている。
ホールの平日のイメージ。
手前の広場ではキッチンカーもあり、ガラス張りのホールの中では会議が行われている。
続いて休日のイメージ。
平日にあったガラスは外れ、遊具のエリアや、奥にはバスケットゴールなどがある。
そして、ライブイベントのイメージ。
音響や設備照明など最新の演出技法が使われていて、大きなスクリーンもある。
これはあくまでイメージだが、シーンによって様々な使い方ができるのが特徴だ。
しかし、今回の案には厳しい意見が相次いだ。

全体像は、今回新たに各棟が何階建てになるのかが示された。
もともとホテルなどが入る予定だった「民間エリア」は10階程度。下半分がフードホールや交流スペース、5階から10階がオフィスとなる。
続いて、公共棟。4階程度となる。このエリアの多くを占めるのは会議室で、ホールも設置される。
最後に住宅棟と駐車場棟。駐車場の下には権利者店舗がある。ここで一部ショッピングできる店舗が入る予定だ。

全体的にオフィスや会議室が多い印象だ。
規模縮小前の案と比べるとショッピング施設は縮小。ホテルや劇場はなくなることになった。当初の案からは大きく変わってしまった。

駅前再開発ビルのオープン予定は2029年度。福島市や再開発組合はまちなかの空洞化がこれ以上長期に及ばないよう「身の丈に合った計画を早期に進める」としている。

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