5月24日に開幕した県高校総体。日頃の練習の集大成をぶつけた熱戦が繰り広げられ、多くの競技で決勝が終わりました。これまでの熱戦の一部を振り返ります。
基山町で開かれた柔道。
女子個人戦は強豪、佐賀商業同士の戦いが続きました。
63キロ級決勝は3年の清水優陸と2年の佐野明日香が対戦。
去年、全国選抜大会とインターハイで2冠を達成した清水が一瞬の隙をついて大外刈り。
貫録の一本勝ちで優勝をつかみました。
【佐賀商業3年 清水優陸選手】
「後輩が同階級にいてすごく緊張して不安になった部分もあるが、大外刈でしっかり一本とれたことが一番印象的だったと思います」
78キロ超級の決勝では3年の井上朋香と1年の齊藤優梨花が対戦。
去年のインターハイを制した井上は試合開始直後から仕掛け、盤石の柔道で優勝しました。
【佐賀商業3年 井上朋香選手】
「しっかり自分の柔道ができて投げて勝つことができたので良かったと思います」
佐賀市で行われたソフトボール。
決勝では佐賀女子と鹿島が対戦しました。
先手を取ったのは佐賀女子でした。
2回表、ランナーを3塁に置いて7番、エースの松田明彩。
松田は投げても勢いのある速球がさえ、アウトを築いていきます。
8対0で迎えた6回裏。
鹿島は代わったピッチャーから1アウト3塁のチャンスをつくります。
バッターは1番・キャプテンの古賀詞子。
ピッチャーを強襲するヒットで1点を返します。
しかし、鹿島の反撃もここまで。
8対1で佐賀女子が勝利し、44回目の優勝を手にしました。
剣道の女子個人戦には53人が出場。
決勝は、前日に女子団体を制した龍谷の3年・小川ななと団体3位だった敬徳の3年、宮崎葵がぶつかりました。
中学生のころから対戦を繰り返してきたライバル同士の2人。
序盤から積極的に攻めますが、互いに決め手を欠いたまま時間が過ぎていきます。
制限時間4分のうち2分半が過ぎたところで小川が勝負をかけます。
面を狙うと見せかけたフェイントからの小手で一本。
小川は個人と団体で2冠を達成しました。
【龍谷3年 小川なな選手】
「どれだけ試合が長くなっても、勝つという気持ちをまげないように最後まで戦いました。全国大会では日本一になりたいと思います」
男子個人は敬徳の笹川大心が優勝。
男子団体も敬徳が5年ぶりの栄冠をつかみました。
佐賀市で行われた新体操女子団体では、46連覇中の佐賀女子に佐賀北が挑みました。
佐賀女子は見事な演技を見せましたが、佐賀北がアップテンポな曲をノーミスで終える完璧な演技。
僅差で上回った佐賀北が悲願の大会初優勝を達成しました。
多くの競技は決勝を終えましたが、サッカー、ウエイトリフティング、自転車、なぎなたは6月1日まで行われます。
今年のインターハイは北部九州4県を中心に7月21日から8月20日まで開催されます。
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