岩手県大槌町では、住宅地へのクマの出没を防ごうと5月31日から新たな取り組みが始まりました。
町が町内9つの事業者と連携して始めたのは、クマの移動経路になりやすい竹やぶなどの刈り取ったり、えさとなるクワの木を切り倒したりする作業です。
大槌町では2024年度にこの事業に1500万円を計上していて、手入れが行き届いていない山林や農地など23カ所でこうした整備をして、クマの住宅地への出没防止を図ります。
大槌町 産業振興課 佐藤明係長
「まずはクマを寄せ付けない環境整備をすることが基本。過去に出没件数が多い場所を優先的にやっていく」
町内では2023年度に2人の人身被害が確認されていて、町ではこの取り組みでクマとのすみ分けにつなげたいとしています。
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