秋田県大仙市の児童が31日、田植えに挑戦した。児童たちははだしで田んぼに入り、泥だらけになりながら丁寧に苗を植えていた。

大仙市協和の田んぼに集まったのは、地元の協和小学校の5年生26人。31日は「あきたこまち」の苗を手作業で植えた。

田んぼの中にはだしで入り、恐る恐る植え始めた児童たちだが、慣れてくると笑顔が見られるようになった。それでも気を抜かず真剣に、丁寧に作業を進めていた。

この体験は、ショッピングセンターなどを展開するイオンやJA秋田おばこなどが企画した。

イオンは、地元の農業法人の協力を得て、農薬や化学肥料の使用を抑えたあきたこまちの特別栽培米を「自社のブランド米」として生産・販売している。子どもたちが担当したのは、このコメを作るための田植え作業だ。

足元がぬかるんでいて転んでしまうハプニングがあったものの、約1時間半かけて無事に田植えを終えた。

 児童は「難しかったけど頑張った。100点!」「田んぼの中はぬるくて、ヌルヌルしていた。十字のところに苗を植えられて良かった」「みんなを笑顔にできるおいしいコメに育ってほしい」などと話していた。

児童たちは、秋に自分たちで稲を収穫する予定で、11月にはイオン大曲店の店頭に立って販売にも挑戦する。

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