6年前の生徒の自殺を受け5月27日に再発防止「岩手モデル」が策定されてから初めてとなる岩手県の総合教育会議が6月3日に開かれました。
座長の達増知事は「生徒に敬意を示して接することが大事」と述べました。

「岩手モデル」は、2018年に不来方高校男子バレー部員だった新谷翼さん(当時17)が顧問の不適切な言動を苦に自殺した問題を受け、県教育委員会が再発防止策をまとめたものです。

教職員が懲戒処分を受けた場合1年間研修を義務付けることや、相談窓口を設置することなどが盛り込まれています。

3日は知事と教育委員が協議する場である県の総合教育会議が開かれ、出席した約20人が「岩手モデル」を踏まえた指導のあり方について意見を交わしました。

教育委員
「適切な指導を人権意識を持って、心身にゆとりを持って行うことができれば、子どもたち一人一人の夢の実現を支えられると思っている」

生徒との接し方について達増知事は次のように述べました。

達増知事
「選手をリスペクトすることが大事。あえてそれに臨む姿勢に対して敬意を持たなければ指導は成り立たない」

県教委では今回出た意見を「岩手モデル」の運用などに反映させていきたいとしています。

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