母親のココア(右)の乳を飲むカリフォルニアアシカの赤ちゃん=愛媛県砥部町の県立とべ動物園で2024年6月4日、山中宏之撮影
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 生後3日目のカリフォルニアアシカの赤ちゃんが4日、愛媛県立とべ動物園(砥部町)で報道陣に公開された。同園でのカリフォルニアアシカの繁殖は2016年以来で、一般公開は5日に始まる。

 カリフォルニアアシカは北米西岸からメキシコ中部の沿岸部に生息。赤ちゃんの両親は父ザロ(6歳)と母ココア(8歳)で、2日夕に誕生した。母子ともに健康という。赤ちゃんの性別は不明で、体重は推定7キロ前後。名前は命名方法も含め検討中だ。

 同園の高市敦広さん(54)はアシカの担当を約30年務めるが、今回、アシカの出産に初めて立ち会い「貴重な経験ができた」と振り返った。出産後のココアの様子について「(我が子から)片時も離れずに世話をし、母性の強いアシカ」と話して胸をなでおろす。高市さんは「足しげく来園してもらい、私たちと一緒に成長を見守ってほしい」と呼びかけている。【山中宏之】

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