赤ちゃんを抱っこしたときに、頭から“いいにおい”がして、クンクンとしてしまう、そんな経験はないだろうか？
このにおいをかぐことができる商品が発売され、話題を呼んでいる。
【動画】たまらん『赤ちゃんの頭のにおい』実は『フルーティーな香り』と判明 気分の良さを感じる脳の「報酬系部位」活性化 ハンドクリームになって発売
■ミルク、キュンとくる、ポップコーン…赤ちゃんの頭のにおいってどんなにおい？
突然ですが、大阪の街で、赤ちゃん連れのお母さん・お父さんたちに「赤ちゃんの頭ってどんなにおいですか？」と聞いてみた。
「なんかミルクっぽいな」
「癖になりますね。赤ちゃんのにおいは。キュンとくる。かわいいってなるにおい」
「娘（6）はミルクのにおい強かったけど、男の子は獣っぽいにおいがする」
「汗をかくようになって、結構、ポップコーンみたいなにおいするんです。赤ちゃんの時は好きでした。何とも言えない、あの時だけのにおいですよね。（Ｑ.もう一度かげるなら、かぎたいと思う？）思います」
「newsランナー」の吉原功兼キャスターも、いま9歳の娘が産まれたばかりの頃、よくかいでいたという。子どもを持つ人の多くが、そんな思い出を持っている。
■フェリシモが“赤ちゃんの頭のにおい”ハンドクリームを発売
実は、その香りをいつでも嗅ぐことができるかもしれない商品を、神戸市の通販大手「フェリシモ」が発売した。 “赤ちゃんの頭のにおい”をイメージしたハンドクリームだ。
実際に番組キャスターたちがハンドクリームをにおいをかいでみると…
吉原功兼キャスター：甘い…、あま～いお花のかおりですね。
竹上萌奈キャスター：ミルキーなにおいじゃないですか？
吉原功兼キャスター：これミルキー！？
竹上萌奈キャスター：お花っていうより、ミルキー。
谷元星奈キャスター：うん、ミルキーな匂い
感じ方は人それぞれだ。
■ちょっとリラックスしたい時に使ってほしい
なぜ、このような商品を開発したのか？担当者によると、社内での、ある場面がきっかけになったそうだ。
フェリシモ商品プランナー 岬直子さん：育休中の同僚が、赤ちゃんを連れて会社に遊びに来てくれた時に、会社のみんながワーッと集まって、『赤ちゃん頭をかがせて！』っと言っていた時に、『あ、みんなもなんだな』って感じて。ハンドクリームにしたら、癒されるものになるんじゃないかなって。
においサンプルを多くの人にかいでもらい、最終的な香りの決定まで半年かかった。
フェリシモ商品プランナー 岬直子さん：“甘くて忘れられない”においを言葉にしていくのが、すごく難しくて。
吉原功兼キャスター：デスクワークしながら、ちょっとかぎたい時にかいだりみたいな？
フェリシモ商品プランナー 岬直子さん：癒されたい時に、『いい香りだなあ』って、ちょっとリラックスしてもらって、また仕事に励んでいただくような使い方をしてもらいたい。
■赤ちゃんの頭のにおいは“フルーティーな香り”という研究結果も
このハンドクリームは、頭のにおいをイメージしたものなので、ミルキーで華やかなものになっているが、実際の赤ちゃんの頭のにおいは「そうではない」と科学的に証明されている。
神戸大学の尾崎まみこ名誉教授の研究によれば、生後間もない赤ちゃんの頭のにおいを分析すると、実は“フルーティーな香り”ということが判明したということだ。
さらに、成人男女が赤ちゃんの頭のにおいをかいだ時の脳を調査した結果、全員に気分の良さを感じる脳の報酬系部位が活性化したそうだ。
尾崎名誉教授は今後、子育て中のストレスを軽減する商品化につなげたいとしている。
皆さんもストレスを感じた時、「赤ちゃんの頭のにおい」をかいでみてはいかがだろうか。
（関西テレビ「newsランナー」2024年6月4日放送）
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