語呂合わせで「虫の日」の6月4日、福島県の田村市役所に誕生してから1年になる「昆虫課」のこれまでの活動報告などを行う記者会見が行われた。
昆虫にとっていい一年
会場の中心にいるのは、2023年7月に発足した田村市昆虫課のカブトン課長。「カブトムシ」を観光資源とする田村市の魅力を全国に発信する「昆虫課」のリーダーだ。
この記事の画像(8枚)6月4日「虫の日」は、カブトン課長の誕生日。市長からケーキを渡され満足気な様子の課長に、この一年の成果を聞いてみると「1年を通じて昆虫のPRができた年だった。昆虫にとっては良い年だった」と話す。
震災以降最多の来場者
熱いコメントを寄せてくれたカブトン課長は、ホームページの作成など日々情報発信業務のリーダーとして活躍している。
その働きが実を結んでか、2023年にリニューアルオープンした「ムシムシランド」は7月・8月の来場者が震災以降最多となる1万9000人を突破した。
ムシムシランドの石井大樹施設長は「昆虫課が創設されて、ムシムシランドの知名度も上がっているのではないか」と話す。新しい施設のオープンも控えるムシムシランド。「カブトン課長」とともに、田村市の「顔」としてますますの活躍が期待される。
昆虫課の昆虫行政
昆虫課では、発足からハイスピードで「昆虫行政」を進めている。
まずは、ムシムシランドの「昆虫館」と「カブトムシドーム」がリニューアルオープンし、2023年の夏の来場者数は震災以降で最多となる1万9101人を記録した。
ほかにも、全国から集まった「虫の専門家」が情報交換を行う「クワガタサミット」や観光資源のブランディングなどの取り組みを実施し、福島県の内外や国内外に向けてPRしている。
今後もワクワクの展開
今後について、カブトン課長の頭の中には様々な構想があるそうで、そのひとつはムシムシランドの旧カブトムシドームの跡地を活用して「昆虫採集」ができる場所を整備したいとのこと。
また、昆虫採集しながら自然の大切さを学ぶ体験ツアーなども実施していくとしている。
(福島テレビ)
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。