化石燃料に頼らない社会へと転換する取り組み「GX」=グリーントランスフォーメーションを推進するための岩手県の会議が6月4日に開かれ、県内の先行事例が共有されました。

この県市町村GX推進会議は脱炭素化に向けて県と市町村の連携強化を図ろうと2023年度設置されたものです。

県内全域の副市町村長などが出席した4日の会合では各地の先行事例が紹介されました。

紫波町地球温暖化対策課 松村寿弘課長
「紫波町の生ごみについてメタン発酵バイオガス発電の原料に活用しようとかじを切った」

このうち紫波町からは町内で回収した生ごみをメタン発酵バイオマス発電に活用、そこで発生する液体を肥料として利用し家畜の飼料となるトウモロコシを栽培するという構想が説明されました。

また八幡平市からは電力の地産地消に向けて地熱発電を核とした新たな地域電力会社を設立することが紹介されました。

県では今後各市町村と実務者レベルでの会議も行い、より複合的な取り組みを展開したいとしています。

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