山形県は、3000ヘクタール余りの畑でさくらんぼが生産される全国一のさくらんぼの産地で、この時期、栽培面積のおよそ7割を占める主力品種「佐藤錦」の収穫が盛んに行われています。
寒河江市の熊坂奨太さんのおよそ90アールの畑では、6日収穫が始まり午前5時すぎから10人余りで収穫や箱詰めの作業に追われていました。
熊坂さんたちは、赤く色づいた実を手作業で枝から摘み取り、手際よくかごに入れていました。
熊坂さんによりますと、去年夏の猛暑の影響でことしは、2つの実がくっついた状態の双子果が多いことなどから、熊坂さんの畑では収穫量は例年より2割ほど少ないおよそ2トンを見込んでいるということです。
熊坂さんは、「この時期作業は忙しいが収穫できる喜びを感じながら、おいしいさくらんぼを全国に届けられるように頑張りたい」と話していました。
佐藤錦の収穫は、今月中旬ごろにピークを迎え、下旬ごろまで続くということです。
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