日本生命は6日、毎年高齢の「父の日」に関するアンケート結果を発表したが、「父親にしたい著名人」の調査で異変があった。

1位は4年連続で所ジョージさんで、回答者1万5351人中11.5%が選んだ。2位は明石家さんまさんで、4位は池上彰さん、5位は三浦友和さん、6位は高橋英樹さん、7位にタモリさん、8位ムロツヨシさん、9位反町隆史さん、10位阿部寛さんと、ベテランの俳優や著名人が並ぶ。そんな中で3位に入ったのが、メジャーリーグ・ドジャースの大谷翔平選手だ。まだ29歳で2月に結婚したばかり。子供もおらず父親ではないが、早くも「父親にしたい著名人」の3位に躍り出た。

しかも、大谷選手を「父親にしたい」と回答した人のうち、20代以下が10.3%、30代8.6%、40代8.4%、50代6.8%、60代7.2%、70代以上8.1%だった。つまり、大谷選手よりも年上の人が「父親にしたい」と回答した形だ。

ニッセイ基礎研究所生活研究部の久我尚子上席研究員は大谷選手について、「現在29歳で、上位にあがる著名人の中では若さが目立ちますが、今年ご結婚を発表されたことで家庭の印象を強く持つ方が増えたのかもしれません」と分析している。

また父の日のプレゼントについてのアンケート調査では、「プレゼントを贈る」と回答したのが68.5%と、去年よりも4.2ポイント上昇した事が分かった。金額については、贈る側の平均予算が6001円だったのに対し、贈られるお父さんの側は4637円と1364円の差があった。

贈られる物についても、贈る側は1位が「酒類」2位「健康飲料・食品・スイーツ」だったが、贈られる方は1位「食事」、2位「手紙・メール・絵・手作りの品」だった。

この贈る側と贈られる側のギャップについて、久我上席研究員は「ものを贈る方が手軽かもしれませんが、父親側は一緒に過ごしたいという気持ちが強いようです。また、贈る側と比べて贈られる側で『手紙・メール・絵・手作りの品』の割合が高く、希望予算は低い事からも、品物を贈られることよりも、気持ちを重視している様子がうかがえます」と分析している。

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