林官房長官は沖縄県・尖閣諸島周辺の領海に侵入した中国海警局の船について、4隻すべてが機関砲のようなものを搭載していたのは初めてだとし、厳重抗議したと明らかにしました。

林官房長官
「いずれも砲らしきものを搭載した4隻の船舶が領海に侵入するのは初めてのケースと承知しております。中国海警局に所属する船舶による領海侵入は国際法違反であり、本事案についても外交ルートにおいて厳重に抗議をし、速やかに我が国領海から退去するよう強く求めたところであります」

 林長官は、7日午前10時31分ごろに中国海警局の船4隻が尖閣諸島周辺の領海に侵入し、およそ2時間ほど航行した後、領海を出たと説明しました。

 海上保安庁の巡視船が中国船に対して退去要求や進路規制を繰り返し行ったということです。

 林長官は「領海は国際法違反だ。誠に遺憾で受け入れられない」と非難し、「警戒監視に万全を尽くし、冷静かつ毅然(きぜん)と対応する」と強調しました。

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