点字ブロック世界発祥の地がある岡山市で、中学生が壊れた点字ブロックの点検を始めました。視覚障害者も安心して歩ける街を目指し、市に提言することにしています。

(生徒)
「きょうは、視覚障害者の人と点字ブロックの危ない所や、壊れている所、あったらいいなという所を歩いています」

学校周辺の点字ブロックの点検を行ったのは、操山中学校のボランティア委員会です。

点字ブロック発祥の地、岡山市中区原尾島・・・。

この交差点近くにある操山中学校の生徒たちは、点字ブロックの記念碑の清掃活動を10年以上続けてきました。毎年、3月18日の点字ブロックの日に合わせて行われる啓発イベントにも参加し、視覚障害者への理解を呼びかけています。

2024年のイベントでは、参加者たちが、壊れた点字ブロックを点検しながらウォーキングしました。これをきっかけに、生徒たちは、ボランティア委員会でも点字ブロックの点検を始めました。事前に集めた情報を地図に落とし込み、現地で確認します。

(生徒)
「車道と近い、電柱と点字ブロックが近い。はがれているとか」
「間違えて車道に飛び出してひかれることもあるだろうし、電柱にぶつかることもあるかな」

活動に協力してくれた視覚障害者と一緒に歩きながら、改修が必要な場所などをまとめていきます。

そして・・・・

(生徒は…)
「壊れている所や、(点字ブロックが)ない所を岡山市に提言して直したり、作り直してもらいたいです」

生徒たちは、夏頃をめどに岡山市に陳情することにしています。

(視覚障害者は…)
「僕らでは気が付かない所、車道に近い、電柱に近いと気付いてくれるので助かる」
「若い世代が調べて市に陳情してくれるので、こちらも勉強になるし、頑張ってほしい」

(生徒は…)
「今までは、自分には関係ないなと思っていた。点字ブロックの前とかを歩いていたが、これからは避けて歩こうと思う」

誰もが安心して歩ける街へ。若い力が未来をひらいていきます。

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