北海道東部の浜中町の霧多布岬では、野生のラッコの赤ちゃんが生まれています。

 愛らしい姿を見ようと多くの人が訪れています。

 「あちらにラッコの赤ちゃんがいました。「ミィミィ」と小さな声で鳴いていて、かわいいです」(田中うた乃記者)

 海面にぷかぷかと浮かんでいるラッコ。

 お腹の上には赤ちゃんの姿が…

 お母さんのおっぱいを飲んだり、親子そろって左右に回転したりする愛らしい姿を見せてくれます。

 浜中町の霧多布岬では、5月から6月にかけて2頭のラッコの赤ちゃんが誕生しました。

 全国的にも珍しいラッコの繁殖地で、現在は11頭が生息しています。

 ラッコの調査や保護に取り組むNPOの理事長は…

 「最初は海に浮かべられても動けない状態でしたが、最近は自分で泳いでメスのところにいったり、男の子なのでだいぶ活発になってきましたね。町の宝物にもなっているので、ぜひみなさんに見守っていただければと思います」(NPO法人エトピリカ基金 片岡義広理事長)

 絶滅危惧種に選定され、現在、国内の水族館ではわずか3頭しか残っていないラッコ。

 貴重な姿を見ようと、大勢の人が岬を訪れていました。

 「かわいかった。ぷかぷかしていた」(ラッコを見に来た人)

 「見えました。かわいいですね。親子で、元気に育ってもらいたいと思います」(ラッコを見に来た人)

 NPO「エトピリカ基金」によりますと、6月6日に新たに1頭の赤ちゃんが確認されたとのことです。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。