脱炭素化を県民総ぐるみで楽しく取り組もうと愛媛県が10日、新たなプロジェクトをスタートさせました。
そのプロジェクトの名前は「デカボえひめプロジェクト」。「デカボ」は「脱炭素」を意味する「decarbonization」の略称。脱炭素社会を実現するため、「脱炭素を見える化」して県民の行動を変えていくことが狙いです。
その「見える化」のカギを握るのが、プロジェクトのHPからアクセスできるソフト
「デカボmyスコア」。個人の年間のCO2排出量を測定できるツールで、日本の自治体として初めて導入しました。
鈴木瑠キャスター:
「デカボmyスコア、私も測ってみます。1日に何分、公共交通機関を利用していますか。ほぼゼロですね」
このソフトで答えるのは私生活の移動手段や買い物状況など12の質問。二酸化炭素の排出量が評価され、5.50までだったら「ゴールド」、5.51~8.50が「シルバー」、8.51~10.0が「ブロンズ」、10.1以上が「何もなし」にランク付けされます。日本人平均は8で「シルバー」です。
鈴木キャスター:
「6.15です。思ったよりも低かったんですが、こうして可視化できるともっと減らしたいという欲が沸いてきたので、生活を見直して、もっともっと低くできるよう頑張りたいと思います」
今回のプロジェクトでは学校やスポーツイベントとも連携。県内10の小中高校で脱炭素を学ぶ出前講座を実施します。また今治.夢スポーツの岡田武史会長らもプロジェクトに参加。9月14日のFC今治のホーム戦で「デカボmyスコア」を使った企画を行う予定です。
中村知事:
「地球温暖化は世界的な大問題となっています。昨今も肌で感じるくらい温暖化が進んでいる。昨今の時代の流れというものをフル活用して、県民一人一人のデカボプロジェクトを広めていきたい」
愛媛県は二酸化炭素を含む温室効果ガスの削減目標を、今年1月に27%から46%へ大幅に引き上げています。「デカボえひめプロジェクト」は今年度から3カ年行う計画で、令和8年度に温室効果ガスの削減に取り組む県民の割合を70%に上げたいとしています。
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