広島名物、「シラス」や「コイワシ」などのカタクチイワシの漁がきょう解禁になりました。

【向井記者】
「時刻は午前3時50分を回りました。あたりはまだ真っ暗ですが、たった今船が出発しました」

夜も明けきらない中、呉市倉橋町で始まったのは、シラス漁です。
漁はおろした網を2隻の船が引いて徐々にシラスを囲いこんでいきます。

【向井記者】
「いま網が引き上げられました。中には網いっぱいにシラスが入っています」

シラスの体長は去年と比べると小さく3~4センチだったとのことですが、漁獲量はおよそ400キロで水産会社では目標通りのスタートを切ったということです。

水揚げされたシラスはすぐに加工場に運ばれた後、ゆで上げられ、「釜揚げしらす」などに加工されて県内のスーパーマーケットなどで販売される予定です。

一方、広島市中央卸売市場では午前5時過ぎに一番漁船が到着し広島名物のコイワシが水揚げされました。
早速行われた初セリでは1箱に7000円の値が付き、市場は盛り上がりを見せていました。

【広島魚市場鮮魚部・右近浩二次長】
「(販売を担当して)5年目の中だとこれほど豊漁だった年はないかなようやく上がってくれたんでほっとしています」

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