きょう6月10日は「時の記念日」。山形市で8日、100年以上も正確に時を刻んできた文翔館の時計塔の見学会が開かれた。
文翔館の時計塔は、旧県庁が完成した1916年(大正5)に設置され、オリジナルのものが稼働する時計装置としては、札幌市の時計台に次いで国内2番目の古さ。
見学会は2012年から開かれていて、8日は申し込みをした市民17人が参加した。
参加者たちは狭い通路や急な階段を通り、2.1メートル四方の窮屈な時計塔内部に到着。管理を任されている山形市の時計店店主・枡谷秀一さんから、仕組みや歴史の説明を受けた。
(時計職人・枡谷秀一さん)
「5日に一回ここにきて巻き上げて時計が動いている。ここ2段降りたところが床になっているけれど、そこにここの重りがつながっていて、床につくと止まってしまうので5日間持つわけです」
(見学者)
「やっぱり山形市の象徴みたいな所ですから、ぜひ一度見てみたいと思っていた。機械も見た目以上にきれいだったので、メンテナンスは大事だなと感じた」
「100年も昔のものがちゃんと動いて、今も正確に時を刻んでいるのはすごいと思った」
文翔館の時計塔の見学会は毎年秋にも開かれ、今年の10月12日に予定されている。
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