横浜市西区のみなとみらい21(MM21)地区にあるランドマークプラザ5階に18日、伝統芸能の能・狂言の入門所が開設される。横浜能楽堂が1月から大規模改修で休館となったため、能や狂言を学び、親しめる場を横浜の観光・ビジネスの中心地につくった。
名称は「OTABISHO(おたびしょ)」で、公益財団法人の横浜市芸術文化振興財団が運営する。能と狂言の面、能装束、楽器などが展示されるギャラリーのほか、能と狂言の相関図を分かりやすく示した壁面シート、関連書籍などがそろう。年中無休で入場無料、開場時間は午前11時〜午後8時。
伝統芸能は「理解が難しい」という印象もある。「若い人やインバウンド(訪日外国人)にとって能・狂言の入り口になる」(横浜能楽堂の大滝誠之プロデューサー)ことをめざした。
MM21には大企業が集積し、海外を飛び回るビジネスマンも多い。上野千佳支配人は「海外で日本文化としての能・狂言をプレゼンテーションできるような連続講座も開く予定。ぜひ参加してほしい」とPRしている。
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