リニア中央新幹線のトンネル掘削工事で、岐阜県瑞浪市の井戸などの水位が低下した問題で、JR東海は10日、地域住民に向けた説明会を行いました。

 リニアのトンネル掘削工事が行われた瑞浪市大湫町では、井戸やため池など14カ所で水位の低下が確認されていて、JR東海は先月17日からトンネル工事を一時中断しています。

 10日夜、JR東海は大湫町の住民に2回目の説明会を開き、トンネル内で確認された湧き水を止めるため薬液を注入したことや、新たに確保した井戸の工事状況について説明しました。

 説明会では住民がJRに対して、公表されている場所以外でも水位が低下しているとの指摘がありました。

出席した住民:
「大湫全体の水がなくなってしまっているから、本当に心配」

 JR東海は今後、地質を詳しく調べるボーリング調査を行う予定です。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。