6月6日は、“6”が耳の形に見えることから『補聴器の日』。山形の補聴器店では補聴器を身近に感じてもらうために、補聴器の形をした、小型の耳かけ型補聴器とほぼ同じ大きさのブローチを3種類制作した。
補聴器のマイナスイメージを変えたい
補聴器の形をしたブローチの大きさは小型の耳かけ型補聴器とほぼ同じ3cmで、レジンにドライフラワーを入れて作られ色は3種類ある。企画したのは、山形市にある補聴器専門店『補聴器本舗やまがた』の庄司渉さん。企画した理由は、“補聴器は隠してつけるもの”というマイナスイメージを取り払うためだ。
この記事の画像(5枚)庄司さんは、「メガネやステッキはお菓子やアクセサリーの素材になったりするが、補聴器にいいイメージを作るものがほぼない。そもそも補聴器の形を知らない人のために、今1番普及している耳かけ型をアクセサリー化してみた」と説明した。
ブローチを補聴器相談のきっかけに
ブローチは、「樹氷ホワイト」「さくらんぼレッド」「芋煮ブラウン」の3種類ある。
庄司さんとしては、「個人的にはこの“芋煮ブラウン”が好き。私もここにつけているんですけど、色が琥珀(こはく)のようで、男性がつけてもおしゃれ」だという。
庄司さんによると、耳が聞こえづらくなった時、補聴器をつけることに抵抗があったり、相談に来ることもためらったりする人が多いと言う。そのため、「耳が聞こえにくい」と店に相談に来た人に、ブローチを無料で1個プレゼントすることにしたそう。
庄司さんは「『相談に行って来なさい』と言われても、『私そんなの必要ないから』と。今回みたいな機会に、『相談するとブローチもらえるんだよ』と、気軽に相談してもらえれば」と話す。
ブローチは限定24個で、なくなり次第終了となる。
(さくらんぼテレビ)
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