岩手県北上市の小学校で6月10日、プール開きに向けて準備をしていた職員が、装置に薬品を誤って注入し、塩素系ガスが発生する事故がありました。
けがをした人などはいませんでした。

北上市教委によりますと、10日午後2時ごろ、市立いわさき小学校のプールの機械室で、40代の男性校務員がポリ塩化アルミニウムが入っているタンクに、誤ってプールの水を消毒する次亜塩素酸ナトリウムを注入しました。

その約20分後、校務員は異臭がしたことで塩素系ガスが発生したことに気づき、消防などに通報しました。

学校では児童に近づかないように指導し、午後4時ごろ、消防が新たなガスの発生がなくなったことを確認したということです。

この事故でけがをした人や体調を崩した人はいませんでした。

この学校では12日にプール開きを予定していて、校務員はそのための準備中に、混ぜてはいけない薬品を誤って注入してしまったということです。

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