6月7日・8日、佐渡金山に近い佐渡市相川地区でこの時期の風物詩・宵乃舞が開催されました。佐渡島の金山の世界遺産登録への機運が高まっていることもあり、今年は約7000人が訪れ、幻想的な舞を楽しんでいました。

金銀の発掘で栄えた頃の面影が色濃く残る佐渡市相川地区の京町通りで、毎年恒例の宵乃舞が開催されました。

23回目の開催となった今年は、佐渡島の金山の世界遺産登録の行方が注目されていることもあり、7日と8日の2日間で過去最多の延べ24団体・456人が参加。

初日には、約160人が民謡・相川音頭を歌いながら800mの通りを踊り流し、会場にはその様子を収めようと、シャッターを切る人の姿も多く見られました。

また、2日目には、羽茂高校・郷土芸能部の生徒が躍動感のある舞を披露。澄んだ歌声が初夏の夕べに美しく響いていました。

2日間であわせて7000人ほどが訪れた今年の宵乃舞。

【訪れた人】
「大変よかった」

【訪れた人】
「今年初めて来たが、風情があっていい」

【訪れた人】
「古き良き日本の美を感じる」

訪れた人たちは幻想的な世界を堪能するとともに、世界遺産登録への思いを強くしていました。

【佐渡を世界遺産にする会 萩野正作さん】
「色んな国へ、これから外交面で頑張っていただいて、7月の(世界遺産委員会が開かれる)インドでしっかり登録という文字を刻んでいただきたい」

7月には悲願の登録実現を目指し、夜の御前踊りが開催されます。

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