暑さから身を守るための場所「クーリングシェルター」が、広がっています。

2024年6月11日、東海地方は高気圧に覆われて朝から気温が上がり、最高気温は豊田市で33度、多治見市で32.7度と、6月に入ってから初めての真夏日となりました。

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豊田市民A:
もう暑くてたまらんね。

豊田市民B:
今日は久しぶりに暑いですね。カラッとした感じじゃなくて、ムシムシした感じ。

愛知県豊田市は、このところ毎年のように全国の最高気温ランキングの上位に名を連ねていて、5月から暑さをしのぐ新しいスペースが誕生しています。

クーラーがしっかり効いた市役所。暑さから身を守るための場所、その名も「クーリングシェルター」に指定されています。

国は2024年4月から、「熱中症警戒アラート」よりさらに一段危険な暑さを示す「熱中症特別警戒アラート」の運用をスタートしました。この特別警戒アラートのときには、市町村があらかじめ指定したクーリングシェルターを開放するよう義務付けています。

豊田市環境政策課の熊谷望実主事:
豊田市が全国的にも暑いというところもあって、積極的に法が改正する前から、2023年度からクーリングシェルターを設置しております。2024年度は2023年度よりも時期を早めて、5月14日から開放しています。

豊田市ではその暑さもあって、特別警戒アラートのときだけはなく、普段から市民が涼める場所として開放しています。

シェルターに指定した公共施設73カ所では、希望すれば冷感シートと塩分タブレットをもらうこともできます。

豊田市環境政策課の熊谷望実主事:
外出時にぜひ、クーリングシェルターがどんな所にあるのかなとチェックしていただいて、しんどさを感じる前に一時的に休んでいただくという利用の仕方をしていただきたいなと思っています。

シェルターは公共施設だけではありません。ドラッグストア「ウエルシア豊田下市場町店」は、店の角にある休憩スペースがクーリングシェルターです。

ウエルシア豊田下市場町店の伊藤悠一郎店長:
地域に根ざしたドラッグストアとして運営しておりますので、地域の皆さまの助けに少しでもなりたいと考え、今回応募いたしました。

近くには熱中症対策グッズの販売スペースが。さらに熱中症対策の講座を受けたアンバサダーもいて、症状がある人に適切なアドバイスをすることもできるといいます。

ウエルシア豊田下市場町店の伊藤悠一郎店長:
買い物目的じゃなくても、少しでも熱中症の危険を感じた場合は、ぜひこちらでお体を休めていただければと思っております。

豊田市ではシェルターとして協力する民間の施設を増やしていて、すでに市内のウエルシアのほかイオンや病院など8つの施設が指定されています。

(東海テレビ)

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