マイナビティーンズラボは12日、10代女子が選ぶトレンドランキングを発表した。
調査は13歳から19歳の10代女性682人を対象に、2024 年上半期に流行した「ヒト・コト・モノ・コトバ・ウタ」の5ジャンルについてアンケート形式で行われた。
『コトバ部門』の1位は「BeRealきた」だった。
「BeReal.」とは、10代女子にとって欠かせないSNSの1つで、通知が届いてから2分以内に投稿しないといけないのが特徴。突然通知が来るため、通知が来る度に「BeRealきた!」と反応するのが10代女子の日常だという。
2位は「それガーチャー?ほんまごめんやで」。
ドラマのなかで菊池風磨さんと今井アンジェリカさんの掛け合いとして使用された言葉で、「それガーチャー」は「それ本当」という意味だそうで、その合いの手として「ほんまごめんやで」と言って盛り上がるのが10代女子の定番だという。
同率2位は「チピチピチャパチャパドゥビドゥビダバダバ」。
これは、コト部門で1位となった「猫ミーム」の素材として使われた歌のフレーズ。一度聞いたらなぜか耳に残るフレーズだが、実はチリで20年前にリリースされた「Dubidubidu(ドゥビドゥビドゥ)」という曲で、「ついつい口ずさんでしまう」という10代女子が多いそうだ。
『コト部門』では、2位が10代女子が大量の涙を流したとされる映画「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」、3位はYouTubeで再生回数2000万回を超えるミステリー動画が映画化された「変な家」。そして1位が「チピチピチャパチャパドゥビドゥビダバダバ」の「猫ミーム」だ。「猫ミーム」とは、思わずクスッと笑ってしまうようなエピソードやあるあるネタを、猫の画像や動画を素材として、コメントやキャプションをつけて再編集した動画。10代女子は「自分で動画を作ったりはしないけど、とにかくSNSでよく流れてきた」と回答していたという。
『ウタ部門』の1位は、Creepy Nutsの:「Bling-Bang-Bang-Born」。
世界的な大ヒットになっているが、10代女子の間でも大人気に。歌もそうだが、題名の頭文字をとった「BBBBダンス」がTikTok で流行した。
2位は高校生アーティストtuki.の「晩餐歌」、3位は作詞・作曲・編曲・映像制作に至るまでセルフプロデュースを行う乃紫の「全方向美少女」だった。
『ヒト部門』の1位は4月にデビューを果たした11人組ガールズグループ「ME:I」。
2位は韓国の5人組ガールグループ「NewJeans」で、3位は人気カップルYouTuberの「なこなこカップル」だった。
『モノ部門』の1位は、ハッピーセット「ハローキティ50 周年」。
マクドナルドとハローキティのコラボが10代女子に刺さったようで、「ぬいぐるみが欲しくてマックをハシゴした」という声も聞かれたという。
2位は「平成女児チョコ」で、平成時代の小学生女子が作っていたような、溶かしたチョコをアルミカップに流し入れ、上からカラフルなスプレーチョコやアラザンをふりかけた手作りチョコのことで、バレンタインデーに話題となったという。
3位は「アサイーボウル」で、アマゾン産のアサイーが入ったサラダ。
マイナビティーンズラボは、今回のトレンドランキングについて、「近年の傾向と変わらず、トレンドの情報元はTikTokでありつつも、実際に購入したり劇場に足を運んだりなどリアルに体験したものが票を集める結果となった」と分析している。
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