季節外れの暖かさが続く中、ひんやりスイーツの話題です。長野市の菓子店で県産のモモを使った「フローズン」の販売が始まりました。規格外のモモを使っていて、農家の支援にもつなげたいとしています。

汗ばむ陽気が続く県内。こんな日に食べたくなるのが「フローズン」です。

購入した人:
「おいしい!冷たい!」

長野市高田の菓子店「軽井沢トルタ」。先週からたっぷりのモモを使ったフローズンの販売が始まりました。(桃フローズン540円)

購入した人:
「毎年、大好きなので来るのですが、自然の甘さですごくおいしい。(モモが)ごろごろと大きくて、よりモモの味を感じます」

使っているのは、すべて県産の「規格外」のモモです。形が崩れたり、実が割れたりして市場流通が難しく廃棄されていた可能性のあるモモを中野市の農家などから直接買い取っています。

食品ロス削減と農家支援につなげたいと2年前から期間限定で販売。人気商品となり今年は仕入れ量も増やしました。

軽井沢トルク・藤沢綾香店長:
「(農家が)一生懸命わが子のように育てたモモなので、少しの傷で捨てられてしまうのは心苦しい。少しでもおいしいモモをいろいろな人にお届けできないかなと」

2023年、仕入れたモモは風味やおいしさを損なわないようサイコロ大にカットし、急速冷凍して保管しています。モモ本来の味を楽しんでもらおうと、フローズンに使うのはシロップのみ。

凍ったままのモモと一緒にミキサーでかき混ぜれば完成です。

(アナウンサー)
「冷たい!フローズンなので食感がシャリシャリしていて、おいしい。モモをそのまま食べているかのようなぜいたく感のあるフローズンです」

軽井沢トルク・藤沢綾香店長:
「おいしいフルーツの良さを、地元の人はもちろん、県外の人にも『こんなおいしいフルーツがある』と、そのまま食べるのが一番おいしいですが、違う形で良さを伝えていければ」

農家支援の「桃フローズン」。8月ごろまで販売する予定です。

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