伊豆諸島沖で4月、海上自衛隊のヘリ2機が墜落した事故で、水深およそ5500メートルの海底に沈んでいるとみられる機体などの捜索に、JAMSTEC=海洋研究開発機構の無人探査機を投入する方針であることが分かりました。

 海自のヘリ2機は4月、夜間訓練中に衝突し墜落、防衛省は乗っていた隊員8人全員の死亡を発表しています。

 これまで回収したフライトレコーダーの解析を進めるとともに、音波などを使って海底を調査する海自の海洋観測艦も投入しましたが、機体の主要部分の発見には至らず、捜索は難航しています。

 関係者によりますと、海洋研究を行うJAMSTECが、防衛省からの依頼を受け、7月上旬にも無人探査機での捜索を始めるということです。

 最大で水深6000メートルまで調査可能な無人探査機「ディープ・トウ」を投入し、カメラやソナーを使って海底を広く捜索する方向で調整を進めています。

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