今夏から富士山で通行規制を導入する山梨県は13日、吉田ルートの5合目でゲートの設置工事を始めた。完成は17日を予定し、山開きの7月1日午前0時から運用される。

 ゲートは高さ1・8メートル、全長8メートルで山道をふさぐように建てられる。午後4時~午前3時は、夜間の混雑や弾丸登山を防ぐため閉鎖される。閉鎖は1日の通行が4千人に達した時点で前倒しされる。警備員が24時間態勢で配置され、山小屋宿泊者は時間帯や人数制限に関係なく通行できる。

 登山者は、ゲート手前の料金所で通行料2千円の支払いや宿泊証明の確認を受け、ゲートの通行証となるリストバンドを受け取る。県は19日、料金所からゲート通過までの流れを確かめる模擬訓練をする。(池田拓哉)

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