福島県伊達市の阿武隈川沿いでは、国や自治体、消防など水害対応にあたる関係機関が集まり、洪水が起きた場合の具体的な対応について現地確認を行った。
2019年10月の東日本台風では、阿武隈川やその支流で堤防の決壊や越水が多数発生。6月13日にパトロールが行われた地区でも、川の水が堤防を越えて住宅地に流れ込む被害が発生していて、今後も災害が懸念されている。
参加者たちは、堤防から水が噴き出る前兆がある場合には土嚢を設置することなど、連携の仕方を確認した。参加した消防団員は「その時その時の災害って、色々違うと思う。判断を見誤らないように、十分安全に気を付けて消防団活動したい」と話した。
阿武隈川流域では、東日本台風の被害を受けて堤防のかさ上げなどが行われ、2028年度の完成を目指して上流での遊水地整備の計画も進められている。
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