内閣支持率が2割を切ったことについて、政権側はどう受け止めているのでしょうか。

 (政治部・千々岩森生記者報告)
 自民党では支持率が2割を切ったことよりも「政権交代」の声が2カ月続けて5割前後に達したことの方が切実です。

 ある中堅議員は「政権交代への期待の高まりは、もはや止めようがない」とため息交じりで、政権を失う可能性も含めたこれまでにない危機感が漂い始めています。

 (Q.岸田総理に打つ手はあるのでしょうか?)
 岸田総理が内閣改造で、求心力の回復を図るとの憶測もありますが、党内から「総裁選目当てだ」と反発が出るのは必至です。

 これまで政権を支えていた麻生副総裁や茂木幹事長との結束も揺らいでいて、ある閣僚経験者は「岸田さんは四面楚歌だ」と指摘するなど、党内は「ポスト岸田」選びに関心が移りつつあります。

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